学習塾をはじめたいと思った時、フランチャイズか個人かという大きな選択肢があります。
開業やその後の経営に必要なものがパッケージ化されたフランチャイズか、すべてを自分で決定できる個人塾かは、資金面でも開業後の運営面でも一長一短あります。
一概にどちらがいいとは言えないので、フランチャイズ・個人それぞれのメリット・デメリットを比較して、自分に合うのはどちらかを見極めましょう。
フランチャイズ塾は、すでに集客や宣伝、学習指導といった、塾経営に必要なノウハウを持っています。独自に開発した教材や指導方法も確立しているので、開校までの手順やパッケージが一通り揃っています。経営や宣伝の方法をゼロから勉強する必要がなく、塾経営が初めてでも開業が可能。
FC本部のサポートも受けられ、大手であれば本部のブランド力で全国的に知名度が高いこともメリットのひとつです。
フランチャイズ契約すると、ロイヤリティやシステム利用料などの毎月の支払いがあるケースがほとんどです。売上に対する歩合でのロイヤリティや、入学金についてもロイヤリティが発生する場合もあります。
また、FC本部の方針に従う必要があったり、看板やチラシなどにも本部の指導が入ったりすることがあります。ただし、会社によってフランチャイズの自由度は異なるので、契約前によく確かめましょう。
フランチャイズには加盟金やロイヤリティが発生しますが、個人経営はこうした支払いがないため、開業資金やランニングコストを抑えられます。
また経営方針やルール、使う教材や授業の方法、広告宣伝の仕方などもすべて自由なので、自分の思い描く理想の塾を作ることができます。
個人塾は知名度が低く、開業しても生徒を集めるのに苦戦する可能性があります。開業自体が初めてであれば、集客のノウハウもなくチラシを配ったのに思ったように成果が上がらないことも。
授業内容や指導方針だけでなく、経営もゼロから自分で勉強していく必要があるので、講師として十分な実績があるだけでは不十分です。
フランチャイズ塾にも個人塾にもメリットがあり、同時にデメリットがあります。肝心なのは、自分がどのような塾にしたいかをよく考えること。
その上で、フランチャイズ・個人のメリット・デメリットを比較検討し、自分に合う方を選択しましょう。
開業して終わりではないので、塾経営を続けて行くことも考えることが重要です。
塾の講師はしたことがあっても経営は未経験、塾業界自体が未経験という場合は、経営ノウハウや教材を提供してくれるフランチャイズがおすすめです。
個人塾より開業資金は多くかかりますが、その分手厚い本部のサポートや集客のノウハウ、ブランド力があるので、未経験からでもスムーズに経営できる可能性が高くなります。
■選定条件
2023年10月26日時点、Googleにて「塾 フランチャイズ」で検索し表示された全結果のうちフランチャイズ募集がある学習塾23社と、アントレで「フランチャイズ フランチャイズ×塾・スクール」と絞り込んで該当した学習塾6社の中から、
補習塾:「WAM」……補習塾の中で唯一「本部が費用を負担し開校前から、問い合わせが30名に到達するまでWEB集客のサポートを実施。
進学塾:「現論会」……進学塾の中で唯一、生徒単価の高い大学進学を専門とするフランチャイズ。
映像塾:「松陰塾」……映像塾の中でロイヤリティが発生しない。
として選出しました。