フランチャイズといえばコンビニやファミレスなどがイメージしやすいかと思いますが、フランチャイズで経営・運営している学習塾も世の中には多くあります。ここでは中でも個別指導塾や家庭教師におけるフランチャイズのメリットなどを紹介します。
そもそも塾経営は大規模な設備投資などが必要ないことから参入障壁が低いと言われています。そのため競争が激しく、少子高齢化が進みゆく外的環境を勘案すると勝ち抜いていくためにはさまざまな工夫・施策を講じる必要があります。特に外的環境の話としては文科省の「学校基本調査」にある在学者数を見ると一目瞭然であり、ターゲットとなる子どもの数は年々減少傾向にあります。
参照:BIT CAMPUS公式ブログ(https://t-bitcampus.com/blog/jukukeiei-muzukashii/#toc3)
どんなビジネスでも基本的な売上構成要素は客数×客単価です。学習塾でいうと通塾してくれる生徒の数と生徒1人あたりの単価によって売上が構成されますので、「どのようにしてシェアを増やすか」「単価をどう上げるか」がポイントになるわけですが、前述の通りターゲットボリュームの減少が業界的なトレンドですのでいかにして単価を上げていくかのマーケティングをしっかりと行う必要があります。
ビジネスで儲けるためには売上がすべてではありません。売上の議論のほか、コストの議論も存在します。塾経営の場合では教室を構えるかどうか・家庭教師なら交通費の兼ね合いでどのエリアまでを対応範囲とするか・人を雇って運営するのかなどさまざまな検討要素があります。しっかりとコスト面を詰めることで、利益の最大化が図れます。
大手や集団授業の学習塾の場合はルールなどに縛られることが多いため、柔軟な対応がしづらい傾向にあります。一方で個別指導塾や家庭教師の場合は相対の世界ですので、自由なカリキュラムによる差別化がしやすい傾向にあります。
個別指導塾や家庭教師の場合には広い教室を準備する必要がありませんので、発生するコストを抑えることが可能です。自分だけで指導を行う場合には講師を雇う必要もありませんので、人件費なども発生することがありません。
自分一人で個別指導塾や家庭教師として指導を行う場合、組織的な決まりや縛りを気にする必要がないため、自由にサービス提供を行うことが可能です。指導や経営に関する全てを自分で決めることができるので、ストレスなく運営が可能です。
学習塾をフランチャイズで運営する場合、カリキュラムや教材は既に出来上がったものを採用することが可能です。一方で個別指導塾・家庭教師のようにコンパクトな運営を行うことで、メリットを最大化しながらコストも抑えることができるでしょう。
ゼロイチでビジネスを作るとなると時間も手間もかかりますが、フランチャイズであれば負担が少なく始められます。個別指導塾や家庭教師としての開業を検討されている方は是非フランチャイズも検討してみてください。
■選定条件
2023年10月26日時点、Googleにて「塾 フランチャイズ」で検索し表示された全結果のうちフランチャイズ募集がある学習塾23社と、アントレで「フランチャイズ フランチャイズ×塾・スクール」と絞り込んで該当した学習塾6社の中から、
補習塾:「WAM」……補習塾の中で唯一「本部が費用を負担し開校前から、問い合わせが30名に到達するまでWEB集客のサポートを実施。
進学塾:「現論会」……進学塾の中で唯一、生徒単価の高い大学進学を専門とするフランチャイズ。
映像塾:「松陰塾」……映像塾の中でロイヤリティが発生しない。
として選出しました。