2022年度の事業者売上高ベースの統計を見てみると、学習塾・予備校市場は前年比プラスの分野となっています。さまざまな分野の中で、前年と比べてプラスになっている分野は少ないため、塾の起業やフランチャイズを検討している場合には、このような成長の余地がある分野に進出することがおすすめです。
出典:中小企業庁(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2022/chusho/b1_1_2.html)
予備校や進学塾を経営する上では、集客をどのように行っていくかが非常に重要なポイントになります。現在は少子化や浪人数の減少などの影響があることに加えて、塾の形式も多様化している状況となっています。このような状況の中でどのような手法を選択して集客を行っていくかが、その後の経営に関わってきます。
大学進学率が上昇するにつれて、大学進学者数も増加してきました。しかし2018年以降は18歳人口の減少に伴い、大学進学者数は減少している傾向にあります。そのため、近年は大学進学率は上がっているものの、進学する人の数は減少しているといった流れになっています。
大学進学者数の減少は、少子化が進んでいる点が原因として考えられます。このような状況から、進学塾の市場は縮小傾向にあるといえるでしょう。
出典:中小企業庁(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2022/chusho/b1_1_2.html)
現在は子ども1人あたりの学習塾費が増加している傾向にあり、市場の縮小に対抗している状況であるといえます。このような学習塾費の増加には、少子化の影響により以前と比較すると1世帯あたりの子どもの人数が減少している点、さらに教育資金の贈与税免除枠が設定された点などが背景として考えられます。
以上のような理由により、現在は学習塾費が増加傾向にある状況です。
出典:三井住友銀行(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/042/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/03/08/1401754_03.pdf)
昨今はさまざまなものの値上げが続いている状況となっていますが、教育サービスも例外ではありません。教材の原材料費が上がっていることで、学習教材も値上がりしています。
子どものいる家庭においては、支出全体のうち教育費の割合も多くなります。さらに、学習塾費や習い事などの費用についても値上げが行われていることもあり、一部の家庭では教育費の削減について検討しているともいわれています。
出典:日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73969140Z20C23A8EAC000/)
出典:ファイナンシャルフィールド(https://financial-field.com/living/entry-180509)
上記のような市場環境を踏まえて、予備校や進学塾を開業するにあたって「選ばれる」塾にするにはどうしたら良いのか、といった点についてさまざまなノウハウを解説していきます。
まずは「生徒からおすすめされる塾になる」ということですが、こちらは簡単にいうと「良い口コミをもらえるような塾にする」ということです。学習塾の集客を考えたときには、口コミはかなり強い武器になります。多くの方が口コミを参照すると考えられますので、生徒や保護者から強い推薦をもらうには、下記のような点に取り組むと良いでしょう。
推薦してもらうには、質の高い教育を提供することによって満足感を持ってもらう必要があるでしょう。そのためにも、ひとりひとりに合わせたオリジナルカリキュラムで対応する、学習意欲を保てるようにサポートやフォロー体制を整えていくなどの方法が考えられます。
学習塾のホームページなどで、実際に寄せられた生徒の声をまとめておくこともおすすめです。学習塾について知りたいと考えたとき、情報収集をしようと考えてまずホームページを探す人が多いでしょう。そのときに口コミをまとめたページがあれば、入塾を検討している方の目にも入りやすいといえます。
ユーザーはSNSや動画といったようにさまざまな媒体に触れる機会も多くあります。そのため、商圏や客層の分析を行った上で、コストパフォーマンスの良さそうな集客手段を選択することが大切になってきます。集客手段としては下記のようなものが挙げられます。
チラシを作成してポスティングするという方法は以前から使用されてきた方法です。ポスティングするチラシに、ホームページなどに繋がるQRコードを掲載しておけば、興味を持った方がアクセスしやすいといえるでしょう。
近隣に住む方に対して塾の存在を知ってもらうには、看板を活用するのも一つの方法です。目立つ場所に掲示して、目に入るような工夫をすると良いでしょう。また、塾の外観デザインで印象付ける方法もあります。
SNSを活用して集客を行う方法は現在多く用いられています。ここでのポイントとしては、どの層に情報を届けるかによってプラットフォームを変えるという点です。例えば、保護者をターゲットとするならFacebookを使用する、高校生を対象とするならInstagramやX(旧Twitter)を使用するなどの形で使い分けをすると良いでしょう。
動画を活用した塾の宣伝を行う方法もあります。動画は非常に多くの情報を伝えられるため、活用することによって自分の経営する学習塾の魅力を伝えやすくなります。現在はYoutubeなどにも塾を紹介する動画が多数アップされているといったように多くの学習塾で用いられている方法でもあります。
学習塾の信頼性・ブランド力を高めるには、口コミが有効です。ただし、口コミを増やすには、塾に通っている生徒や保護者の満足度を高めるための取り組みが必要になってきます。具体的には、ニーズ合った指導法・カリキュラムなどの提供により、生徒を成績向上に導くことが大切です。
そのほか、生徒からの相談に対して親身に応えるなど、コミュニケーションを重視して信頼関係を築くのもポイントです。
集客方法として、キャンペーンを取り入れるのもひとつの選択肢です。特に入会を迷っている生徒や保護者に対してアピールできる方法であるといえます。キャンペーンの例としては、初回入会時の入会金無料などの割引を行う、友人の紹介の場合には特典を付与するといった内容が考えられます。ただしキャンペーンを行う場合には、条件や期間などを明確に告知することが大切です。
「どの塾に入ろうか」と迷っている生徒に対しては、実際の授業を体験してもらい、入会に向けた意欲を促すという方法も考えられます。体験授業によって授業の雰囲気や講師の指導力、どのような教材を使用しているかといった点などをアピール可能です。
事前に生徒の学年や学力、目標などを確認した上で体験授業を行うことで、生徒に合った授業を行えます。また、体験授業後には丁寧なフォローアップが有効です。
塾を選ぶ場合、インターネットで情報を集めるケースが多いといえます。そのためホームページやブログの活用により、検索エンジンからの流入を増やすのもおすすめの集客方法といえます。ホームページやブログを設置・運用することに加えて、SEO対策によって検索エンジンで上位に表示させられ、流入を増やせます。また、保護者や生徒に塾の強みを伝えられます。
ポータルサイトは塾を探す保護者や生徒が多く利用しているため、ターゲット層に効率的にアプローチできる方法です。そして、塾の口コミが掲載されるポータルサイトは、説得力や信頼性を高められます。 ポイントとしては、生徒が入塾したいと感じるような内容・デザインを意識する点に加え、写真や動画などを活用することで興味を引けます。また、目につきやすい場所にキャンペーン内容を記載するのも効果的です。
InstagramやFacebookなどのSNS、GoogleやYahoo!などの検索エンジンなど、オンライン広告にはさまざまな種類があります。このようなオンライン広告を用いることによって、幅広い地域における認知の拡大が期待できるため、集客を行う場合に有効な方法といえます。
こちらの記事では、学習塾の集客に関連することについてお伝えしてきました。学習塾の経営においてはどのように集客するかが大きな課題となってきますが、なかなか思うように集客ができないケースもあるかもしれません。そこで考えてみたいのがフランチャイズという選択肢です。フランチャイズを選択することで全国的に知名度の高い学習塾の運営も可能になるため、ぜひ検討してください。
学習塾は主に「補習塾」「進学塾」「映像塾」の3つに分かれ、それぞれ運営方法が異なります。
ここでは、学習スタイル別に、おすすめ塾のフランチャイズを紹介します。自分に合う運営方式のフランチャイズ本部選びの参考にしてください。
■選定条件
Googleの検索エンジンで「塾 フランチャイズ」と検索し表示された29社(2021年10月15日時点)のフランチャイズ本部の中から、
補習塾:「WAM」……補習塾の中で唯一「本部が費用を負担し開校前から、問い合わせが30名に到達するまでWEB集客のサポートを実施。
進学塾:「トライプラス」……CM総合研究所が行う「2022年7月度 業類別CM好感度No.1銘柄」で「マスコミ・教育」部門で1位。参照元:CM総合研究所(https://www.cmdb.jp/cmindexweb/cmlikability_202207no1_20220805/)
映像塾:「松陰塾」……映像塾の中でロイヤリティが発生しない。
として選出しました。