塾を開業したいけれど自己資金だけでは足りないかもしれないと、不安を感じていませんか。多くのオーナーが開業時に必要な費用を融資を上手に活用しながらスタートしています。
この記事では、学習塾FCの開業に必要な資金の全体像と、融資審査を有利に進めるための基礎知識、FC加盟の選択が資金調達においてどれほど有利かを客観的に解説します。
FC本部や教室の規模にもよりますが、学習塾FCを開業する初期費用は、およそ300〜700万円程度が目安です。
ただし「加盟金ゼロ・ロイヤリティなし」を打ち出す主な内訳は以下の通り。
国が100%出資する政策金融機関である日本政策金融公庫は、創業者が最も活用しやすい融資窓口のひとつです。中でも「新創業融資制度」は、原則として無担保・無保証人で借入ができる制度で、事業の実績がまだない創業前・創業後間もない段階でも審査の対象となります。
金利は変動しますが、一般的に民間銀行より低く抑えられており、返済期間も長期設定が可能なため、開業初期の資金繰りが楽になります。
教育分野の事業は社会的な意義が求められやすく、公庫からの融資実績も豊富です。開業前の段階から、早めに相談窓口へ足を運ぶと良いでしょう。
各都道府県・市区町村が信用保証協会と連携して提供する「制度融資」も有力な選択肢です。自治体によって利子補給(利子の一部を公費で補助する仕組み)や、保証料の助成が受けられるケースがあり、実質的な借入コストを日本政策金融公庫よりさらに低く抑えられる場合もあります。
公庫と制度融資は原則として併用可能であるため、必要な調達総額が大きい場合は組み合わせを検討すると良いでしょう。自治体窓口や商工会議所に問い合わせることで、地域ごとの制度詳細を確認できます。
融資は申し込めば誰でも通るものではありません。審査では主に次の3点が厳しく確認されます。
一時的に口座にお金が入っていれば良いというわけではありません。金融機関が重視するのは「そのお金をどのように積み立ててきたか」という通帳の履歴です。
毎月コツコツと給与から貯め続けた記録は高評価につながります。一方で、審査直前に親族から一時的にお金を振り込んでもらう「見せ金」は、審査担当者に即座に見抜かれ、信用を大きく損なうため避けてください。
クレジットカードの支払遅延、家賃の滞納、税金・公共料金の未払いなどは、信用情報機関に記録として残ります。過去に金融事故(延滞・債務整理など)があった場合、審査が非常に困難になります。
融資を検討し始めたら、今すぐ日々の支払管理を徹底する必要があります。
事業計画書とは、この塾が開設したら生徒が集まり、毎月どれだけの利益が出て、融資しても返済が可能という根拠を数字で示す書類です。
感覚や希望的観測に基づいた売上予測は信用されません。商圏の人口・競合状況・想定月謝単価・損益分岐点など、具体的な根拠を積み上げた計画書を用意することが融資審査通過のカギを握ります。
融資審査で金融機関が最も嫌うのは「不確実性」です。開業経験のない個人が「地域の子どもたちに貢献したい」という思いだけで作成した売上計画は、どれほど熱意があっても数字の根拠が乏しく、担当者を説得するには足りません。
しかしFC加盟であれば、全国に展開する教室の実際の経営データを事業計画書に盛り込むことができます。平均生徒獲得数、収益が安定するまでの期間、損益モデルの実績などの実績は、金融機関にとっては強い説得材料となります。
さらに知名度の点でも個人塾を開業するより、FC加盟の方が明らかに優位です。
FC本部を選ぶとき、加盟金の安さやロイヤリティの低さだけに目を向けていませんか。資金調達という観点から見ると、融資サポートの充実度こそが開業成否を左右する重要な選定基準になります。
テンプレートを渡して「あとは自分で埋めてください」という本部と、出店予定エリアの商圏データや周辺競合の状況を踏まえて一緒に数字を組み立ててくれる本部とでは、審査通貨率に大きな差が出ます。
数字づくりへの伴走サポートがあるかどうかを、資料請求や個別相談で必ず確認しましょう。
事業計画書を完成させた後には、担当者との面談が待っています。審査担当者からどのような質問が飛んでくるか、どう答えれば説得力が出るかなど、面談対策(模擬面談など)を提供してくれる本部は、融資通過への本気度が高いといえるでしょう。
日本政策金融公庫との連携実績がある本部や、融資手続きに精通した税理士・行政書士への紹介パイプを持つ本部は、開業者にとって心強い存在です。書類作成の専門的なサポートを受けられるかどうかは、審査の結果に直結します。
サポートの手厚い本部ほど、開業後の経営安定にも良い影響を与える傾向があります。
資金調達は、学習塾開業という夢を実現するための第一歩です。初期費用と運転資金の全体像を正確に把握し、公的融資制度を正しく活用すれば、自己資金だけで準備ができなくても十分に道は開けます。
FC加盟の最大のメリットは、知名度だけでなく実績データに基づく事業計画書、審査面談のサポート、専門家との連携など、資金調達のノウハウです。
まずは複数のFC本部の資料を取り寄せ、融資サポートの充実度を軸に比較・検討してみてください。
学習塾は主に「補習塾」「進学塾」「映像塾」の3つに分かれ、それぞれ運営方法が異なります。
ここでは、学習スタイル別に、おすすめ塾のフランチャイズを紹介します。自分に合う運営方式のフランチャイズ本部選びの参考にしてください。
■選定条件
Googleの検索エンジンで「塾 フランチャイズ」と検索し表示された29社(2021年10月15日時点)のフランチャイズ本部の中から、
補習塾:「WAM」……補習塾の中で唯一「本部が費用を負担し開校前から、問い合わせが30名に到達するまでWEB集客のサポートを実施。
進学塾:「トライプラス」……CM総合研究所が行う「2022年7月度 業類別CM好感度No.1銘柄」で「マスコミ・教育」部門で1位。参照元:CM総合研究所(https://www.cmdb.jp/cmindexweb/cmlikability_202207no1_20220805/)
映像塾:「松陰塾」……映像塾の中でロイヤリティが発生しない。
として選出しました。